音っていいなぁと生まれて初めて感じた。いやいや、厳密に言うと、自然の音は以前から好きだけれども、それを録音することに初めて興味を持った。
　自然界の音を聞くことができるホームページは幾つかあり、カエルの声や鳥の声など、何かを調べたい時にそれを聞いたことはあるが、特に何も目的がない時に、それらを聞いてみたいだとか、流しておきたいと感じたことは一度もなかった。つまり、僕にとってそれらの音は、知識や情報でしかなかったのだが、高嶋君の音は、こちら側に特別に用事がない時にでも、とても心地がいいのである。
　そう言えば、本にも同じことが言える。例えば図鑑だってそうだ。何かを調べたい時にだけ開きたい図鑑もあれば、何も用事がない時でも、眺めていて楽しい図鑑がある。

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自然写真家・武田晋一のHP「水の贈り物」　リンク　高嶋清明の音集めのページ