写真が下手な人は、しばしば言い訳をする。 例えば、虫の生息環境を撮影した一枚の風景写真があったとすると、 「この写真は、ただ環境を説明するだけの写真で、適当に撮ったものだけど・・・」 などと前置きがなされることが多い。 だが、写真が上手い人はたとえ何気にカメラを向けても上手いものである。 写真には美術的な要素と記録報道的な要素とがあるが、そのうちの美術的な要素に関しては、素質による部分が大きいと言われている。 写真が上手いと言われる人は、初めて写真を撮った時から垢抜けし、そうでない人は、どれだけ撮り込んでも垢抜けしないと言われるが、正しいように思う。そして必ずしもプロが素質に恵まれている訳ではなく、むしろアマチュアの中に天性の上手さを感じさせる人は多い。 南仏自然写真館のファーブルさんも、まさにそんな一人だと言い切ってもいいだろう。とにかく、すべての写真に見応えがある。 技術にこだわる僕にとって、ファーブルさんの発言には参考になる点が多い。 南仏の仏とはフランスのことだが、なぜ仏なのかは、是非、ホームページをのぞいてもらいたい。 南仏自然写真館へ ≫
自然写真家・武田晋一のHP「水の贈り物」 リンク 南仏自然写真館