はしははしでも
鳥のくちばし
子供の頃、学校で、ツバメは鳥の仲間、コウモリはほ乳類の仲間だと教わった。そう習わなければ、僕はきっとコウモリも鳥だと思っていたに違いない。空を飛ぶツバメとコウモリの姿は、どう考えてもツバメとダチョウよりもお互いによく似ている。
 では、なぜツバメやダチョウは鳥で、コウモリは哺乳類なのか?ツバメとダチョウの祖先とは、太古の昔、同じ鳥だった頃があると考えられている。その鳥が、すんでいる環境や生活の仕方に合わせて、少しずつ体の形を変えていった結果、今のツバメやダチョウの形ができあがったから、ツバメとダチョウとは同じ鳥の仲間なのだ。
 生き物の形は、時として、食べる餌の種類や生活のスタイルをよく表している。

  
 
浅瀬を泳ぐオイカワをねらうゴイサギだが逃げられた。狩の名手でも食べることは大変だ。
 
主に魚を食べる 主に昆虫を食べる 主に水草や植物を食べる
   
ゴイサギ
 
キセキレイ
  
ヒドリガモ
 

 
魚を食べるくちばし 虫を食べるくちばし 水草や植物を食べるくちばし
   
ヤマセミ   カワガラス   コハクチョウ
   
コサギ   コチドリ   ハシビロガモ
   
カワセミ セグロセキレイ オナガガモ
 
 

自然写真家・武田晋一のHP「水の贈り物」 淡水記 はしははしでも


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