僕、嫌われ者
 

 
 伸びるナメクジ
殻を背負ったカタツムリは人気者で、小さな子供が読む生き物の本の中に、よく登場する。だが同じ仲間のナメクジは「気持ち悪い!」と、いつも嫌われ者だ。唯一、ナメクジが本の中にでてくることを許されるのは、カタツムリのページの端っこで「ナメクジもカタツムリの仲間ですよ。」と、小さく紹介される時である。
だが、このナメクジ、よく見ると、大昔に祖先が殻を持っていた頃のなごりが背中にある。殻の痕跡だ。それから体の横には息を吸うための穴がある。なかなか凝った作りの生き物であると、ちょっと見直してもいいのではないか?
 

1. 何だ、意外に気持ち悪くないじゃない? 2. 角が出ると、ちょっとかわいいぞ
 
3. でも、動き出すと、少しだけ気持ち悪くなる。 4. グングン体を伸ばすと、やっぱりナメクジだ。
 
5. 気持ち悪くて、もう耐えられないって? 6. そう言わずに、一度ゆっくり見てちょうだい。
  
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自然写真家・武田晋一のHP「水の贈り物」 淡水記 僕、嫌われ者 


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